テレビCM制作の費用感

「テレビCMを放映したい」と考えたとき、まず気になるのは費用ではないでしょうか。テレビCMの放映にあたっては、制作料と放映料がそれぞれ別にかかります。制作費はCMの規模によってかなり開きがありますが、放映料の相場は地方のローカル局・独立局で15秒CM1回につき4万円から15万円前後、関東圏の民放キー局が30万円から100万円前後ほど。ここでは、各項目ごとに詳細に相場情報をまとめています。

テレビCMの費用の算出方法

テレビCMを放映するためにかかる費用は、大きく分けて制作費と放映費の2つです。

制作費とは、実際に動画素材を企画・撮影・編集する費用のことで、人件費や機材費などが含まれます。制作会社や制作する動画の内容によってピンキリですが、有名タレントを起用したり、CG映像を多用したりする場合は高額になります。

また放映費は、CMを放送するために放送局に払う費用のこと。放映時間のほか、番組の視聴者数、時間帯によって大きく変動します。同じ15秒のCMでも、視聴者の多いキー局と地方のローカル局とでは金額の差が5倍以上あることも珍しくありません。

CMの種類によっても異なる

タイムCM

タイムCMとは、特定の番組の広告枠で放映されるCMのことです。「この番組はご覧のスポンサーの提供で」といったアナウンスに合わせて放送されるCM、といえば想像しやすいでしょう。

1回30秒単位・6ヵ月ごとの契約が基本で、毎週同じ時間に提供表示されるため、ブランドや商品の認知度アップに高い効果を発揮します。ただしその分、トータルの放映費は高め。出演者の不祥事や低視聴率などを理由に番組が打ち切りになる場合もあります。

スポットCM

テレビ局が販売している広告枠の中から選んだ時間帯・期間に放映できるCMです。放映時間は15秒単位で、タイムCMのように提供表示されることはありませんが、タイムCMより放映費が安い上、契約期間が決まっていないため、短期間のセールやキャンペーンの宣伝に適しています。

項目別にみる費用相場

企画・プランニング費

CMを作る際には、決められた時間の中で自社の商品やサービスをどのようにアピールするかを考えなくてはなりません。企画費は、どんなCMにするかを考えるCMプランナーに支払う費用です。CMの出来栄えで商品の売れ行きは大きく変わるため、企画・プランニングは重要なポイント。一般的な中小企業のテレビCMの場合、企画・プランニング費は10万円から30万円前後です。ただし、既存素材の編集などで済ませる場合、企画費はかかりません。

初めてテレビCMを出す場合、どんな風にCMが制作されるのか分からないことばかりだと思います。そこでテレビCM未経験者が実際に広告代理店にCM制作を相談してみた様子を大公開!CM制作がどんな流れで進むのか?どんな提案をしてくれるのか?ご検討中の方はぜひ参考にして下さい。

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製作費

製作費は、どのように撮影をするか、タレントを使うかなど、内容によって大きく変わります。

撮影費

撮影費には、カメラマンや照明技師などの人件費、使用する機材、スタジオを使用する場合の使用料などが含まれます。ハイスペックなカメラや撮影用のクレーン、ドローンなどを用いると金額がかかりますし、タレントを起用すればヘアメイクや衣装なども必要になります。相場は20万円から80万円前後。もちろん、撮影をせずアニメーションや静止画などでCMを制作する場合には、撮影費はかかりません。

編集・MA費

編集作業では無駄な部分をカットする・カットを繋ぐなどして、CMを仕上げます。ナレーションやBGM、効果音の追加、テロップの挿入などもこの段階です。こうした編集・MA(音入れ)にかかる費用が編集・MA費です。相場は15万円から40万円前後。JASRAC(日本音楽著作権協会)が管理する楽曲や、有料の画像素材を使う場合はその分の費用もかかります。

放映費

完成したCMを実際に放映するための費用です。相場は地方のローカル局・独立局で15秒CM1回につき4万円から15万円前後、関東圏の民放キー局が30万円から100万円前後ほど。視聴者数や時間帯によって金額が大きく変わるので、自社の商材に合う放映枠をしっかり選ぶことが大切です。

放送局別目安放映料

廣告社が推定で発表している各局の放映料について、こちらでも紹介します。以下は、15秒1本あたりの目安の料金です。詳細な費用については各局にお問い合わせください。

参考:廣告社「広告ダイレクト」 https://www.kokoku-direct.jp/massmedia/tvcm/

編集チームまとめ

テレビCMを放映する際には、さまざまな費用がかかります。金額は、CMの内容と放映枠によって大きく違うので、自社の事業規模に合ったプランを選びましょう。大手広告代理店系列の映像制作会社や、著名クリエイターが立ち上げたプロダクションなど、制作会社や広告代理店間でも料金は変わります。サービス内容や料金などをチェックしながら、慎重に選んでください。

テレビCMの放映は広告代理店を介す必要がありますが、代理店と一言で言ってもキー局や地方ローカルに対応できてネットワーク力の高い代理店は多くはありません。全国のテレビ局にネットワークがあり、良心価格でCM出稿を提案している会社をまとめていますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

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引用元:エムズコーポレーションHP(https://www.e-ms.co.jp/)

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引用元:スカイシーズHP(https://www.skyseas.co.jp/)

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引用元:テレシー(https://telecy.tv/)

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*:2022年1月時点、公式HPより