東京でCMを流すには

東京でテレビCMを流す場合、どうやって依頼すれば良いのでしょうか？ここでは、東京でCM放送を行う場合の方法と費用相場をご紹介します。

全国キー局（日本テレビ／TBSテレビ／フジテレビ／テレビ朝日）を使う場合

地上波放送のテレビ局は、「キー局」「ローカル局」「独立U局」などに分けられます。キー局とは、全国ネットワークの中心となる放送局のことで、日本テレビ・テレビ朝日・TBS・フジテレビ・テレビ東京の5つ。それぞれ、歴史・理念・番組など特徴が異なります。

キー局のメリットは、なんといっても広域に放送される点。東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城の1都6県、もしくは全国の人々にアプローチすることができます。ただし、その分多額の費用がかかるため、予算に余裕がないと厳しいかもしれません。

放映料の相場は、15秒CMで日本テレビ・TBSテレビ・フジテレビ・テレビ朝日が75万円〜100万円。テレビ東京は25万円〜50万円となっています。

今さら聞けない？CMを出すときに
知っておきたいテレビ局の種類

東京都のみ放映の場合は？

関東全域ではなく、「東京のみにCMを流したい」という方は、独立U局であるTOKYO MXを利用するのがおすすめ。独立U局とは、それぞれの都道府県に特化した情報番組やスポーツ番組を放送しているテレビ局のことです。このため、都道府県単位でエリア・ターゲットを絞って広告を展開することができます。

TOKYO MXでCMを放送する場合の料金は、15秒CMで約4万円。ほぼ東京都でしかCMが放送されない分、価格が抑えられます。

テレビCMを放送する場合は、まずTVCM代理店に依頼します。ただし、テレビCM代理店と一言で言っても、キー局全て対応できて、地方ローカルも全て網羅しているネットワーク力の高い代理店は意外と少ないって知っていますか？こちらのページでは、全国のテレビ局にネットワークがあり、良心価格でCM出稿を提案している会社だけをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

良心価格×全国
ローカル対応できる
テレビCM代理店3選

東京都近郊にも放映したい場合は？

独立U局は栃木県（とちぎテレビ）・群馬県（群馬テレビ）・埼玉県（テレビ埼玉）・千葉県（千葉テレビ放送）・神奈川県（テレビ神奈川）にもあり、東京都近郊にCMを放映したい場合におすすめ。

金額も、テレビ神奈川が4万円（税不明）、千葉テレビが3万5,000円（税不明）、テレビ埼玉3万円（税不明）、とちぎテレビ・群馬テレビは2万5,000円（税不明）（15秒CMの場合）とリーズナブルで、お店に近いエリアの散策番組にうまく絡めてくれたり、番組の中で番組リポーターが訪問してくれるなど、さまざまな工夫をしてくれます。ただし、キー局に比べてどうしても視聴者数が少ない点はデメリット。より多くの人にアプローチしたい場合は、キー局での放送や他の媒体でのアピールも検討しましょう。

放映費以外にかかる製作費について

製作費とは、放送する動画自体を制作する費用のことで、主に企画費・撮影費・動画編集費がかかります。タレントなどを起用する場合はその報酬なども必要です。「有名タレントを多数起用して海外でロケを行う！」といった数億円規模のものから静止画風のものまであり、一概には言えませんが、目安としては以下の通りです。

企画費	15秒CMの場合3万円〜、30秒CMの場合5万円〜、30秒以上のCMの場合10万円〜。
撮影費	カメラマンやスタジオ使用料などトータルで20万円〜80万円ほど。
出演者の報酬	人気タレントを起用する場合は年間契約4,000万円〜、1クール契約で2,000万円〜ほどかかる場合も。
動画 編集費	編集スタジオやエディター、ミキサーなどの使用料でトータル15万円〜40万円前後。

出稿までの流れ

テレビCMを一から作る場合の、出稿までの流れを簡単にご紹介します。

①素材制作

素材とは、実際に放送してもらう映像のこと。制作会社などに依頼して制作してもらいます。素材をテレビCMとして流せるかをTV局が審査する期間などを考慮し、実際に放送する一ヶ月前には用意しておきましょう。

②考査

考査には2つの種類があり、広告主である企業や団体自体のことを調査する「業態考査」と、放送する素材が放送倫理に反していないか、法令や放送基準などを守っているかを審査する「素材考査」があります。広告代理店を通してテレビ局に素材を送り、考査をしてもらいます。

③電波枠の取得

どの時間にテレビCMが放送されるのかを決めます。具体的なスケジュールが決まるのは放送前の1〜2週間前です。ここまできたら、あとは放送を待つのみです。

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